ナカノヒトのボヤキ 第6回「スタジオとお金」第3回

「スタジオとお金」最終回です。

 

前回は、スタジオが使うお金が2種類ある事を説明しました。

「作品に使うお金」「会社全体で使うお金」

 

理論上は、「会社全体で使うお金」の残りで作品を作るわけですから、

スタジオの経営はすべからく「黒字」になるはずです、

 

ただし現実はそうはいきません。作り手であるクリエイター、彼らに仕事をお願いして作品を映像化していく制作、

どちらも人間なので風邪をひけばミスもある、今回のコロナのような予測不可能な事もあります。

 

予定が遅れれば、さらに人手を増やしたりと追加のお金がかかります

実行予算」を超えた場合は「会社全体で使うお金」から補填します。

維持運営に必要なお金ですが、 契約上、作品の納品義務があります。

委員会だって、お金を出している身ですから、放送に耐えられない映像を受け取るわけにいきません、納品拒否をする事も出来ます。

 

予算内に収まるに越したことはないのですが、「実行予算」を超えるケースは多いです。

アニメは数百人単位が作る、しかも同じものを作ることはありません。 機械の生産ラインに乗せれば自動で出来上がるわけではないです。

なので「スケジュールは遅延する要因しかない」のです。

 

それでもスタジオとプロデューサーは、 限られた予算とスケジュールの中で、委員会、クリエイターと手を取り合い良いアニメを作ろうと努力します。

良いアニメは、監督や脚本家、スタジオがフォーカスされますが、 陰には優れたプロデューサーがいます。

プロデューサーが誰かも重要な要素の一つです。

 

委員会同様、スタジオも多岐にわたる重要な役割を担います。 委員会同様、予算に対してかかる費用が見えにくい、難しいビジネスです。

では、クリエイターとスタジオはどのような関係なんでしょうか? 次回は「スタジオとクリエイターのお金」もお金の流れから、クリエイターの役割を紐解いてみます。

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