ナカノヒトのぼやき第3回

アニメ制作にかかるお金に関して、他にも委員会の経費にならないお金はいくつもあります。

 

前回は、委員会収支を数式にしましたが、メンバーの収支を数式にすると

出資者の収支=(役割手数料+分配金)ー(出資金+持ち出しのお金)

となります。

乱暴に言えば、努力による役割手数料と出資比率に応じた分配金、この2つが出資額を上まらないと赤字です。

 

同じ委員会メンバーでも、

使っている費用と貰った利益の額が各社でまったく違うため、黒字の出資者もいれば、赤字の出資者もいます。

 

もちろん各社独自に事業計画・収支計画は作りますが、ヒットするかは作品がオンエアされないとわからない、

しかも「ヒットするのは20本に1本」と言う人もいます。

昔はDVDの売り上げが委員会収支のメイン売り上げだったので、1巻目が売れても2巻目以降が売れないと赤字です。

今は海外会社への事前販売である程度の収支が見えますが、それでも国内配信の売上やグッズなどは、

オンエアされないとわかりません。

 

オンエアしないと黒字か赤字かわからない、なんて事業は継続性が低いので、

みんな、複数作品に出資をしてヒットに巡りあう確率を増やしたり、役割手数料やビジネスを変えたりしと、

委員会の出入金は複雑になっていきます。

深夜アニメビジネスがスタートして約20年、歴史と経緯が、ビジネスを複雑化させています。

中の人でないとわからない部分があるので、製作委員会の実態は見えにくくなっています。

Catchupの友人に金融系に勤めてるヤツがいるのですが、

「アニメ、なんであんなに金がかかるんだ・・・。しかも儲かるかわからん・・・。」とボヤいてました。

金融商品を取り扱うプロでもわからないのが、アニメビジネスなんですよね。

 

ただ、一つ言えるのは「どんなアニメもみんなに見てもらえるに必死に作っている」という事です。

見てもらえればファンが作品を支えてくれると信じています。

 

第1回は一般的な深夜アニメを想定して書きましたが、

第2回は、委員会と同じように「一生懸命アニメを作っている」仲間の「アニメスタジオとお金」についてお話したいと思います。

 

君は、刻の涙を見る・・・。

 

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